市民企画講座「名曲コーラス教室」 第1回

2022/06/08

 

コーラスを楽しむ講座が始まりました。講師は、小牧市在住、プロのテノール歌手としても活躍されている山下玲皇奈先生です。

良い声を出すにはまず姿勢から。椅子には浅く腰かけて、みぞおちを前に突き出します。背筋が伸びて、座ったままでもオペラ歌手のような姿勢になりました。そのまま身体を前に倒して、ももの筋肉のストレッチをします。息の出し方も練習し、意外に体力が必要なことがよくわかりました。

声のポイントは、①姿勢②息ですが、「上手に歌う」ためには、声だけではなく、「表現」も大事で、ポイントは①言葉②文節(フレーズ)だそうです。

今日の歌は「浜辺の歌」です。歌唱曲としてとても耳馴染みのある曲なので、先生のピアノ伴奏に合わせて皆さんすぐに歌えました。「声を前に出すように」という先生のアドバイスを受け、姿勢、息の出し方を意識して歌ってみると、音量が変わりました。

次は表現です。歌詞を読んで、言葉の意味を確かめます。例えば、冒頭「あした浜辺を」とありますが「あした」は実は「朝」という意味だそうです。歌詞の意味を理解すると曲のイメージが豊かになり、文節の区切り方も分かるようになります。その後、グループに分かれ、歌う上で大事にしたい箇所を話し合いました。

最後にグループごとで発表をして、本日の講座は終了しました。姿勢と息と表現で、「歌が上手に聞こえる」ことを実感した回となりました。