市民企画講座「くるくる回して作るクラフトバンドのバッグとかご」 第1回
2022/06/08
クラフトバンドとは、牛乳パックや古紙を再生した手芸用の紙ひもです。細い紙ひもが複数本くっついた平たい素材(今回使用するのは12本束のバンド)は、丈夫なうえに加工がしやすく、かご作りなどに人気を集めています。講師の石川恵先生は、クラフトバンドエコロジー協会認定講師として、小牧だけでなく幅広い地域で環境にやさしいクラフト手芸の普及に尽力されておられます。
初回は、バッグ作りのスタートです。とてもきれいに仕上がった作品を見せていただき、受講生たちの制作意欲は高まりました。まずは、部品となるバンドの切り分けから始めました。メジャーに沿わせて長さを図るため、メジャーを机にセロテープで固定します。その後、テープの長さとひも幅が記されたマニュアルを見ながら、指定された長さにテープを切り、PPバンドを利用して、ひも幅に合うようにテープを裂いていきます。作った部品を「横ひも」として、15本並べます。並んだ横ひもの両端に「始末ひも」として縦にひもを置き木工用ボンドで固定をします。その後、「縦ひも」を上、下、上、下・・と横ひもの隙間に編み込んでいくと、美しく編み目の整った底が出来上がりました。今度は、バッグのサイド部分です。長さ500cmで、3本幅の細いひもを2本作り、「追っかけ編み」という手法で側面を編み込むところで時間となってしまいました。この後、2回の講座で花模様のバッグを完成させ、その次は花模様のかご制作が待っています。出来上がりを楽しみに、受講生たちは、真剣なまなざしで編み込み作業に取り組んでいました。