市民企画講座「フレグランスデザイン講座」

2022/06/22

6月17日(金)

 

フレグランスデザイン講座が始まりました。各月のテーマに沿って、香りをデザインしていきます。6月は、『梅雨の時期も爽やかに!シトラスの香り』がテーマです。講師は、フレグランスやアロマの資格をお持ちの中西先生。香りの内容や香りの歴史などにもお話が広がりました。

 本日使用したのは、シトラス系の香り。3種類ありました。

「シトロンCitron」はレモンの香り、3,000個のレモンの果皮を絞ってようやく1kgのシトロンの精油が採れるそうです。フレッシュで爽やか、清涼感があります。「オレンジ Orange Douce(オランジェ ドゥース)」は、甘いオレンジの香り。英語ではorange sweetと聞くと納得。レモンよりやや甘い、爽やかな香りです。オレンジは葉や花からも香りが採れ、それぞれ異なる香りだそうです。これらは、原産地はインド、十字軍の遠征でヨーロッパにもたらされ、現在では生育に適した地中海沿岸で盛んに生産されています。レモンは、当時の船旅でビタミンC不足を補うために重宝され、オレンジは、ベルサイユ宮殿に畑があるほど、貴重な富の象徴だったとか。「グレープフルーツ Pamplemousse(パンプルムース)」も爽やかな心地よい香り、やや苦みを感じます。

 

それぞれの香りについて学んだ後、香りのバランスを考え、香料の割合を決めて、オリジナルのブレンドを考えます。さっぱり爽やか、甘くて爽やかなど、講師のアドバイスを受け、ドキドキしながらメモリ付小瓶に香料をスポイトで入れます。それをアルコールの入ったボトルに注ぎ、混ぜて出来上がりです。参加者は、悩みながら割合を決め、オリジナルのルームフレグランスができました。講師手作りのラベルを貼って完成。満足の1本になったようです。