生涯学習・市民活動人材育成講座 「オンラインでつながろう①選んで活用！オンラインツール」

地域で生涯学習の担い手となっている方や、市民活動を行っている方、これから行おうとしている方を対象にした「生涯学習・市民活動人材育成講座」。今年度のテーマは「オンラインでつながろう」です。Zoom、LINE、YouTubeなどのオンラインツールの活用法を学ぶ講座をワクティブこまきにて行いました。講師はこまき市民活動ネットワークの関さんと清水さんです。

はじめに、参加者はグループ内で、自己紹介とオンラインを活用して解決したい悩みを意見交換しました。講師の関さんからは、特にコロナ禍になってから、イベントや定例会が開けなかったり、会員が減ってしまったり、なんとかオンラインを活用して問題を解決したいという団体の声をよく聞くというお話がありました。ただし、オンライン事業は、インターネット環境、機材等の準備を送信側も受信側も整える必要があり、労力も費用もかかるとのこと。どうして使いたいのか、目的をはっきりさせておくことが大切だそうです。

実際にオンラインで成果を上げた団体の紹介が下記のとおりありました。

・講演会にYouTube配信を取り入れたことにより、中学校で子どもたちに見てもらう等、多世代にアピールすることができた。再生回数400回で会場の定員70名を大きく上回る人数の方が視聴したことになった。

・高齢者の多いボランティア団体で、自分たちでホームページ作成などは難しかったが、協力団体（ワクティブこまき）の助けを借りて紹介動画を作って配信したり、Zoomと対面のハイブリッド講演会を開催したりすることができた。動画はワクティブこまきのホームページ上で公開している。

具体的なツールとして、会員募集や情報発信に有効ですぐに取り入れやすい「LINE公式アカウント」の説明がデモンストレーションとともにありました。

終了後、参加者からは「実例を聞いて参考になった」「LINE公式アカウントを早速作ってみたい」という感想をいただきました。活動に取り入れるイメージをつかめたようでした。