第16回ゆうゆう学級【そうだったのか お伊勢さん】
2019/01/22
第16回のゆうゆう学級は、元お伊勢さん観光案内人の森田操三先生による、「そうだったのか お伊勢さん」講座でした。
まずは、お伊勢さんの基礎知識。お伊勢さんの正式名称は「伊勢神宮」ではなく「神宮」。125社の総体で、全国8万社の本宗、日本人の総氏神になるそうです。内宮は皇太神宮「天照(アマテラス)大神」を祀り、八咫鏡(やたのかがみ)がご神体です。外宮は豊受(トヨウケ)大神宮「豊受大神」を祀り、生産と産業の神でありつつ天照大神の食事掛かりだそうです。ここまでで受講生の皆さんはもう「ほーう」と驚きの顔。「そうだったのか お伊勢さん」です。
この後、日毎朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)等年間1500回にも及ぶ神宮の祭りの主なものを知り「ほーう」。123の宮・社・舎の主なものの働きを知り「ほーう」。次に行くときは内宮、外宮正殿以外にも目が行きそうです。
お伊勢参りの歴史や「御師」の働き、「古市」の様子や、伊勢の食べ物に話が広がっていきました。もち街道の話は森田先生がお好きなようで写真付きで熱が入りました。赤福、御福、安永餅、なが餅をはじめ、二軒茶屋餅、へん馬餅、神代餅、さわ餅、おさん餅と次に行くときの楽しみが広がります。
最後に「なぜ伊勢神宮は世界遺産にならないか」? 神宮は20年毎に「遷宮」を行い、「常若(とこわか)」の思想がある。遺産ではない。とのことでした。