光る生き物の科学―見てみよう、探してみよう

2019/07/19

 

 

中部大学との連携親子講座を開催しました。小牧を飛び出して、中部大学の春日井キャンパスが会場です。親子19組43名が参加してくださいました。
講師は、中部大学応用生物学部環境生物科学科教授の大場裕一先生。先生は、2014年の読書感想文コンクールの課題図書にもなった「ホタルの光は謎だらけ」の著者で、他にも児童向け、大人向けの光る生き物についての本をたくさんお書きになっています。
先生が先日行かれたばかりの、タイの光るカタツムリのお話からはじまり、その幻想的な写真にワーッと声が上がりました。近所の公園や、夏のビーチにもいる、光るミミズの見つけ方の話には、皆さん興味深々。「日間賀島のサンセットビーチのこの辺にいるよ」と、島の地図と場所の写真までスクリーンに映して説明してくださいました。
メインイベントは、先生が事前に海で採取したウミホタルを使った発光実験です。会場を真っ暗にして、水で濡らしたティッシュペーパーの上に、2ミリほどの大きさの干しウミホタルを数粒おいて、ぎゅっと指で押さえつけると、あら不思議!青白く光りました。生きていなくても光る成分は残っていて、水分によって反応がおこるそうです。詳しくは先生の本をお読みください。
質問タイムでは、子どもやその保護者からたくさん質問が出て、先生はその都度「いい質問ですねー」とおっしゃって丁寧に答えてくださいました。
帰り際、「夏休みは、海に光る生き物探しに行きます」と楽しそうに話しておられる親子が何組かいらっしゃいました。

 

ISO-102400