自分史づくり入門
2019/11/08
ゆうゆう学級第12回は、自分史活用推進協議会、川口香奈先生の「自分史づくり入門」講座でした。先生は生前整理や自分史を学び、試行錯誤を繰り返しながら、自分を知るための方法を探してこられた方です。
まずは「生前整理」について。これは、これからの生き方を考える活動で、前を向いて生きるために整理しておくことが大切だそうです。今の生活は大切ですが、最愛の家族に迷惑はかけたくありません。受講生の皆さんも納得した顔をしていました。先生が言われた「いつかやろう は 馬鹿野郎」という言葉にうなずいている方が多くみられました。
次に「自分史の魅力」についてでした。自分史は①自分をよく知ることができる②自信や自尊心が高まる③自己紹介やPRにも役立つ④生きてきた証を残せる⑤生きがいが見つかる⑥生涯学習、認知症予防と、いいこと尽くしです。とは言ってもまだまだ高いハードルがあります。
そこで実習。最初に目標を明確にします。なぜ自分史を作るのか、つくった自分史で何がしたい、いつまでに作るのか。自分史は人生の最後に作るものではなく、これからよりよく生きるために作るのだそうです。
「わたしの人生十大ニュース(年表)」や「わたしのトリセツ(テーマ)」を書き込みながら、自分の人生について振り返りをします。しばらくはペンの音だけの時間が過ぎていきましたが、結構思い出せないことも多く、いったん隣同士での話が始まると、思い出話に花が咲き、違う意味の楽しい時間になっていきました。川口先生も苦笑い。それでも声がかかると膝をついて熱心に相談に乗ってくださっていました。