郷土の歴史(木曽街道・新木津用水・入鹿池)始めから終わりまで 第1回
2019/11/22
3回にわたって小牧に関わる歴史について学ぶ市民企画講座「郷土の歴史」が始まりました。今回は、木曽街道・新木津用水・入鹿池の始めから終わりまでを学習します。講師は郷土史の専門家で近隣大学でも講師をしてみえる栗木英次先生です。
歴史講座は特に男性に人気が高く、今回も31名の受講生の内、約8割の24名の方が男性でした。中には自分の資料を持ってきている方もお見えでした。
1回目の講座は「歴史街道の古今を学ぶ」をテーマに、古代の東山道、善光寺街道、清洲道からスタートし、江戸時代の五街道へと話が進みました。先生は色々な資料を用意され、プロジェクターで映し出します。画像の日本地図が反対かと思いきや、昔は日本海側が発展していた関係で、180度回転された地図があったそうです。また、貴重な資料や自分の足で各地の史跡を巡った写真も紹介されました。
講座の最後に木曽街道と小牧宿のそれぞれの起点と終点について解説がありました。木曽街道は名古屋と中山道を結ぶ道として整備されたことや、小牧宿は織田色の強い小牧山沿いではなく、中町を中心とした地域に移したことなどの話がありました。ここでも起点と終点となる木戸跡の場所が詳しく語られました。色々な史跡の場所が移動させられていますが、「歴史跡は元の場所にあってこそ生きる」と先生はおっしゃってみえました。
90分の予定が延長して100分の講座になりましたが、先生はまだ話足りない様子でした。受講生の皆さんも、最後まで真剣に話に聞き入っていました。
次回は新木津用水についてです。