プロに学ぶ園芸!菜園!
2020/10/10
本日の講座「プロに学ぶ園芸!菜園!」の講師は、50年以上造園業にたずさわり、樹木医でもある大野光義先生でした。
先生は造園業の傍ら、樹木医として多くの巨木・古木の保護に関わり、小牧小学校の三本松の管理も行ってみえました。
また、市民向けの園芸講座を毎年数多く開催されています。
講座は資料のタイトルを見てビックリ「土壌の劣化と文明の衰退」です。
「樹木医の試験対策講座か?」と受講生の皆さん、多少身構えてしまいました。
しかし、聞いてみて納得。
土ができる大変さと、失われることの簡単さ。
将来に向けての人間と自然の関わり方の話でした。
苔・雑草・雑木のおかげで森が育っていくことを納得しました。
しかし、野菜を美味しくたくさん収穫したかったら雑草は抜く方が良いし、蚊などの虫が嫌いなら落ち葉は片づけた方が良いそうです。
コンポストもきちんと対応しないと、生ごみは腐敗するだけで堆肥にはならないそうです。
厳しい現実に受講生の皆さんも苦笑いでした。
後半は「樹木の植え方」でした。
木が気持ちよく根を広げていくには、事前準備が大切で、土づくり、植え穴の大きさにも気を配ってあげる必要があるそうです。
根と土をなじませるために「水」のいれ方にも一工夫がありました。
休憩中にも、講座後も先生に質問する方があり、大野先生も丁寧に対応されていました。
今すぐ園芸や菜園を行わない方にとっても有意義な講座になり、学ぶことの楽しさを感じる講座になりました。