「パリのお話と身近なフランス語」(10月から1月 全5回)

2020/11/07

パリが大好きな穂積祐子講師による5回の講座です。難しいフランス語文法だけでなく、パリやフランスの歴史や文化の話題を様々に交えた興味深い講座が行われます。
「フランス人は、とっつきにくそうな印象があるが、フランス語を誇りに思っていて、たどたどしくとも私達がフランス語で話しかければ、気持ちよく応えてくれますよ」との言葉に励まされます。
Merci(メルスィ)、Bonjour(ボンジュール)、 S’il vous plait(シルヴプレ)など、ぜひパリで話しかけてみたいものです。

第1回は、パリの街づくりとABC。
昔のパリは、王政や帝政に対する反乱が多く、非常に不衛生だったそうです。美しいパリの市街ができたのは、19世紀セーヌ県知事オスマンの大計画によるものでした。
彼は街の40%余を破壊し、凱旋門を中心に放射状の大通りを造り、そして、建物の規格を細かく指定、路地の整備や並木・街灯の設置。のちにパリ万博で世界から絶賛された首都パリの基盤を完成させ、経済的にも活性化を成し遂げました。
美しい写真と先生の穏やかな語りに、シャンソンのBGMと、パリの雰囲気が教室に漂います。

ステキな気分になったところで、フランス語のABCから始まり、母音・鼻母音、綴り字記号、語末の発音しない子音など、たっぷりと発音の学習をしました。
コロナ禍で今は大きな声は出せませんが、控えめに口にすると、聞き覚えのある単語がたくさんあります。foie gras(フォワ グラ)、soleil(ソレイユ)、gilet(ジレー)・・・
 
規則性がわかると、香水やワインのラベルが読めますよとのお話に、早速帰宅して単語を探した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
身近なものから興味をもって、少しでもフランス語に馴染めたらよいですね。
今後が楽しみな講座が、始まりました。