LGBTって何?~いろいろな性別の形を知ろう!~ (11月から1月 全3回)
2020/11/26
3回講座です。
①マイノリティの生きづらさへの理解
②セクシュアルマイノリティの基礎知識
③セクシュアルマイノリティの生きづらさ解消に向けて
本日は、まず性同一性障害で、子ども時代から違和感を抱いていた方の動画視聴から始まりました。
主人公は心と身体の違和感に悩み、家族にも理解されず長年苦しんで、ついにタイに渡り、命がけで性別適合手術を受けるまでの壮絶な内容です。
個々に違いはあるものの、こうした苦しみや理解されない現実の中を生きてきた方が、少なからず存在することを目の当たりにしました。
また、世の中は多数派が自分は普通だと思い込んでおり、少数派は普通ではないとされがちである。
左利きの方を例に、世の中の道具は右利きを前提に作られている。かつては、左利きは障害であるとされて、矯正の対象でもあった。
近年は左利きも個性の一つと考えられている。
さらに、「切断ヴィーナス」のカレンダーをもとに、義足に関する人々の考え方。
ランドセルの色は、男子が黒・女子は赤という固定観念など。
日本人は、社会の中で「普通」であることで安心感を得る傾向がある。
「みんなちがって みんないい」(『私と小鳥と鈴と』より 金子みすゞ作)と学校で習うにもかかわらず、実際は、まだまだLGBTに対する偏見は限りない。
マイノリティの方にとって過ごしやすい社会は、誰にとっても暮らしやすい社会であるはず。そんなことを皆さんと考えていきたいと語られました。