パリのお話と身近なフランス語 第3回

2020/12/08

    
 
今日のテーマは「美しく生き生きとした女性 ココ・シャネル 男性名詞女性名詞」
 
まずは文法から。フランス語では名詞に男性名詞と女性名詞の区別があるそうです。
例えば、太陽・ブラウスは男性で、月・ワイシャツは女性。
また、修飾する名詞の性によって、形容詞にも男性形、女性形があり、さらに、名詞の前には基本的に冠詞が付くそうですが、男性・女性・単数・複数・特定・総称と条件によって変わってくるそうです。
今日理解したのは、リエゾンやアンシェヌマンなど、つなげて発音することが一般的なので、フランス語は流れるように聞こえる!ということでした。
 
後半は、20世紀を代表するデザイナー「ココ・シャネル」について。彼女は幼い頃から孤児院や修道院の寄宿舎で育ち、お針子やカフェの歌い手としてスタートしたそうです。
 
25歳で幸いにも後援者を得て、才能を開花させていきます。
彼女の基本的なデザインコンセプトはsimple (シンプル) confortable(快適)。
コルセットで絞り、装飾が大げさだった女性のファッションを大きく変えていきました。
現在に通じる、活動的で自立した女性のスタイルを確立しました。
活動は服飾・帽子から靴(バイカラーパンプス)、香水(シャネルNo.5)、ショルダーバック、装飾品へと広がっていったそうです。
 
それまでの常識に捕らわれず、新しいスタイルに挑戦し続けた素晴らしい女性であったことが、穂積先生の話から熱く伝わってきました。