令和3年度 市公民館ゆうゆう学級開講式&第1回講座

2021/07/10

今年度の市公民館ゆうゆう学級も、緊急事態宣言発令のため第3回までの講座が中止となりました。あいにくの雨天でしたが、ようやく7月7日七夕の日に、28名でスタートを切ることができました。開講式ではこまき市民文化財団の林事務局長から、コロナ対応下での参加にお礼と励ましの言葉があり、3月の最終回まで元気で頑張ろうと受講生一同心強く感じたのでした。

今回の講座は、大塚製薬(株)湯澤三枝さんによる「熱中症未然防止対策」でした。コロナも怖いが、梅雨明け後の暑さに慣れない時期は、熱中症の危険が高まる時期でもあるそうです。中でも愛知県は、熱中症搬送数では全国第3位とのことです。この愛知の夏のジメジメムシムシとした暑さが特別なのでしょうか。また、コロナで外出の少なかった昨年も熱中症はあまり減らなかったそうです。これは、屋外だけでなく室内でも起こりうることを示しています。

講師からは、ゆで卵を例に、タンパク質は42℃で固まり、冷やしても生卵には戻らないように、私たちの身体も熱が上がれば、死につながるとの言葉に思わず頷く受講生でした。熱射病の一歩手前が、熱けいれん。足がつる、あるいはこむら返りなどは、熱中症の始まり、危険なサインだそうです。身体を効率よく冷やす方法や水分だけでなく、汗と共に流れ出る電解質の補給がいかに大切かをアニメ動画も挟みながら分かり易く説明してくださいました。

水分や電解質は、普段から取り込むように習慣づけ、脱水を防ぐために活動の前後で補給し、さらにこまめな水分補充も忘れずに。身体の中から冷やすことも効果大とのことでした。

興味深い内容でしたので、いくつかの質問があり、皆で納得できた講座となりました。今日の学びを生かし、無事に今年の夏も過ごしていきたいものですね。