こまなびカルチャー講座(こまなびサロン×中央図書館連携) 「新米パパママ読み聞かせ講座~本好きっ子への第1歩!子育てのコツ教えます~」
2021/12/02
この講座は、新米パパママさんの参加も多かったのですが、昔の新米パパママ、つまり現在第2の子育て、孫育て中の方も参加してくださいました。中央図書館とは連携講座ということで、絵本の展示にも協力していただきました。講座開始まで、並んだ絵本を手に取る方がたくさん見えました。「この本の作者、いいですよねえ」「この絵が
好きなんです」「この本のシリーズ、面白いですね」など、話が弾んでいました。
講演では、すぐに場面が進んで消えてしまうテレビのアニメなどとは違い、同じ場面をいつまでも見ていられる、戻って繰り返しみることができる所に絵本のよさがある、子どもは気に入った場面からすぐにその世界に入り込める、つもりの世界(主人公と同化する)に行くことによって、想像力が広がるなど、絵本の魅力について改めて理解できました。
読み聞かせの効果としては、お膝にのせて読めばスキンシップが図れ、同じ本を見ることで、会話が進み、情緒の安定につながる。コミュニケーションを通して、語彙の獲得、「話す・聞く力」を養い、豊かな感性が育まれるなど、良いことづくめでした。
講師の絵本の読み聞かせを間に挟んでの講演で、「だるまさんが」では、体を揺らすタイミングや声掛けの言葉を教えていただき、「だいすき ぎゅっ ぎゅっ」は思わずハグされる子どもの顔が浮かぶようです。穏やかな温かい声での読み聞かせは、子どもでなくとも引き込まれました。「ともだちになろうよ」では、へそ曲がりのワニくんにがんばれって声を掛けたくなりました。発達に合わせた絵本の選び方や本好きの子どもに育てるためになど、たっぷりの内容で90分があっという間だったようです。最後の子どもが育つ魔法の言葉の朗読が心に沁みました。